キックボクシングで消費するカロリーとは?ダイエット効果を徹底解説

全身運動で高いカロリー消費が見込めるキックボクシングは、ダイエットやボディメイクを目指す方に人気のスポーツです。

パンチやキックの動作は、上半身・下半身の筋肉を同時に使うため、短時間でも効率よく脂肪を燃焼できるのが特徴です。

しかし実際に、キックボクシングでどのくらいのカロリーが消費できるのか、どのようなダイエット効果が期待できるのかを、具体的に把握している方は意外と少ないかもしれません。

本記事では、キックボクシングの消費カロリーの目安や、より多くのカロリーを消費するための方法、ダイエット効果を最大化するポイントなどを詳しく解説します。

体を動かす楽しさを感じながらシェイプアップを目指したい方は、ぜひ参考にしてください。

キックボクシングで消費できるカロリーはどれくらい?

まず、キックボクシングをすることでどれくらいのカロリーを消費できるかを解説します。

キックボクシングの消費カロリーの目安

キックボクシングは、全身を使った有酸素運動と無酸素運動の要素を兼ね備えたスポーツです。
パンチやキック、ステップワークなどにより、腕や肩、背中、腹筋、脚といった大きな筋肉群を活発に動かすため、一度のトレーニングで消費できるカロリーは高めといわれています。

一般的には、1時間程度のキックボクシングの練習で500kcal~800kcal程度を消費するといわれることが多いです。
ただし、この数値はトレーニングの強度や個人の体重、筋肉量などで大きく変わります。
パンチやキックの練習だけでなく、シャドーボクシング、ミット打ち、スパーリング、サーキットトレーニングなど多岐にわたるメニューを組み合わせると、さらに消費カロリーが上がるでしょう。

参考サイトによると、軽めの打撃練習でも1時間で約500kcal前後、ミット打ちやサーキットトレーニングを含むハードなメニューでは1時間で800kcal以上消費するケースもあるといわれています。

体重別で見る消費カロリーの目安

実際に1時間キックボクシングをしたら、どのくらいのカロリーを消費するのかを体重別に見てみましょう。
以下はあくまで目安ですが、強度の高いトレーニングを想定した場合の概算表を作成してみました。

これは一般的な有酸素運動・無酸素運動の平均的な数値を参考にしたものですが、実際の消費カロリーはトレーニングの強度や休憩の長さ、個人の代謝状況などによって異なります

より正確な数値を把握したい場合は、スポーツジムのトレッドミルや消費カロリー計測機能付きの心拍計などを活用すると良いでしょう。

キックボクシングで消費カロリーを増やす方法3選

次に、キックボクシングによる消費カロリーを増やすためのポイントを3つ紹介します。

①トレーニングの強度を上げる

消費カロリーを増やす最も直接的な方法は、トレーニングの強度を高めることです。
例えば、通常のミット打ちやシャドーボクシングに加え、スパーリングやサーキットトレーニングなど短時間で心拍数を高めるメニューを取り入れると、高い運動強度が得られます。
ただし強度を上げすぎるとケガのリスクも増すため、無理のない範囲でステップアップすることが大切です。

②インターバルトレーニングを導入する

ハイインテンシティ・インターバル・トレーニング(HIIT)のように、高負荷の運動と休息または低負荷運動を繰り返す方法は、時間当たりの消費カロリーを効率的にアップできます。
キックボクシングでも、1分間の全力打撃→30秒休憩を数セット行うなど、インターバル形式を取り入れることで体脂肪燃焼効果を高めることが可能です。
適度な休息を挟むことで、持続的に高強度を維持しやすくなる利点もあります。

 ③時間を長くすること

単純ですが、トレーニング時間を延ばすと消費カロリーが増えます。
例えば週1回1時間の練習ではなく、週2回に増やし、1回の練習を1.5時間にするなどの工夫です。

体重消費カロリー(1時間)
50kg約 450~600kcal
60kg約 540~720kcal
70kg約 630~840kcal
80kg約 720~960kcal

ただし長時間の運動は疲労が蓄積しやすいため、フォームの乱れやケガにつながらないよう注意が必要です。
目的(ダイエットや筋力アップ)に合わせ、適切なトレーニングメニューを組みましょう。

キックボクシングのダイエット効果5選

ダイエットを目的にキックボクシングをすることのメリットを5つ紹介します。

①体脂肪の燃焼を促進する

キックボクシングは有酸素運動と無酸素運動が融合したスポーツであり、体脂肪燃焼を効率的に促進します。
パンチやキックを連続で繰り出す動作は心拍数を高め、脂肪をエネルギー源として消費する時間帯が長くなりやすいです。
さらに、高強度の動きでEPOC(運動後過剰酸素消費量)が増え、運動終了後も代謝が上がりやすい現象が期待できます。

②全身の筋肉をバランスよく鍛えられる

パンチの動きでは肩や腕、背中、腹斜筋を、キックの動きでは太ももやお尻、下半身の筋肉を重点的に使います
ステップワークやウィービングで下半身と体幹を連動させるため、結果的に全身をまんべんなく鍛えられるのが特徴です。
筋肉量が増えれば基礎代謝も上がり、太りにくい体質づくりにつながります。

③姿勢が改善される

パンチやキックのフォームをしっかり習得すると、自然に背筋が伸び、骨盤や肩甲骨の位置を意識しやすくなります。
日常生活でも姿勢を崩しにくくなり、猫背や巻き肩の改善が見られるケースも。
姿勢が良くなると呼吸が深くなり、運動効率も高まりやすいです。

④筋肉量を増やし基礎代謝がアップする

キックボクシングで鍛えられる筋肉は、日常生活ではあまり使われない部分も含まれます。
これにより全身の筋肉量が増えれば、基礎代謝の向上が期待でき、ダイエットやリバウンド防止に効果的です。
さらに、筋肉のつき方によって体型が引き締まり、シルエットがきれいになるメリットもあります。

⑤効率的にウエストや下半身を引き締める

パンチを打つ際には腰を回転させるため、腹筋やウエスト周りを効果的に刺激します。
キックを繰り返すうちに、太ももやヒップ、ふくらはぎなど下半身の筋力も強化され、脚やヒップラインの引き締めに寄与します。
特に「下半身太りが気になる」「ウエスト周りをなんとかしたい」という方には、集中的なエクササイズとしても有用です。

ダイエットの効果を最大化するポイント5選

 ここまで、キックボクシングをダイエットとして行うことのメリットや効果を解説してきました。

次に、そのダイエット効果をさらに上げるためのポイントを紹介します。

①食事管理に気を付ける

いくらキックボクシングでカロリーを消費しても、食事で過剰にカロリーを摂取すればダイエットは進みにくくなります。
特に糖質・脂質の過剰摂取を控え、タンパク質・ビタミン・ミネラルをバランスよく摂ることが大切です。
運動後は栄養吸収が活発になるため、プロテインやBCAAなどを適度に活用すると筋肉の回復や体脂肪燃焼の効率を高められるでしょう。

②トレーニング後のリカバリーを大切に

筋肉や神経に負荷のかかるキックボクシングでは、適切な休養と栄養摂取が欠かせません。
ストレッチやマッサージ、アイシングなどで疲労を取り除き、筋肉痛が長引かないように対策しましょう。
リカバリーが不十分だとケガやモチベーション低下につながり、継続できなくなる恐れがあります。

③アルコールの摂取を控える

お酒はカロリーが高いだけでなく、肝臓や筋肉の合成に影響を及ぼすため、ダイエット効果を下げる要因となりやすいです。
完全に禁酒する必要はありませんが、運動頻度や目標体重との兼ね合いを考えながら、必要以上のアルコール摂取を控えるようにしましょう。
特に、トレーニング直後の飲酒は回復を阻害するため避けたいところです。

④過度なトレーニングは避ける

やる気がある人ほど陥りがちなのが「短期間で一気に痩せよう」とする過度な運動。
体への負担が大きいと筋肉や関節を痛めやすく、また精神的な疲労から継続が難しくなる場合が多いです。
持続可能なペースで運動と休養をバランスよく取り入れることが、長期的なダイエット成功へつながります。

⑤無理なく継続できるペースを守る

ダイエット効果を出すためには、1~2ヶ月などの短期間ではなく、半年以上のスパンで体を変えていくイメージが重要です。
週1~2回のキックボクシングを継続するだけでも、徐々に体脂肪が落ちやすくなり、基礎代謝が高まっていきます。
「頑張りすぎて疲れ果てて辞めてしまう」よりは、適度なペースで気持ちよく運動を続ける方が、結果的に大きな成果を得られるでしょう。

キックボクシングで得られるその他の健康効果

 キックボクシングはダイエットだけでなく、他にも様々な健康効果が期待できます。

心肺機能の向上

キックボクシングは有酸素運動と無酸素運動を組み合わせて行うため、心肺機能を効率的に高められます。
トレーニング中は心拍数が上がり、酸素を全身に供給しようとする循環機能が活発に働くことで、肺や心臓の機能が向上。
結果として息切れしにくくなったり、日常生活でも疲れにくくなったりする効果が期待できます。

ストレス解消

ミット打ちやサンドバッグを打つ動作は、身体的な発散効果が高いです。
日々のストレスやイライラを運動にぶつけることで、脳内のセロトニンやエンドルフィンなどストレス抑制に関わるホルモンが分泌され、精神的にもリフレッシュできます。
心身ともにリラックスし、前向きな気持ちを取り戻すことができる点も、キックボクシングの大きな魅力といえます。

キックボクシングで楽しくダイエットをしよう

キックボクシングは、パンチとキックを繰り返し行うことで全身を使い、短時間で高いカロリーを消費できるエクササイズとして人気を集めています。
1時間のトレーニングで500~800kcalほど消費するともいわれ、体重や強度によってはそれ以上も期待できるでしょう。
ダイエット効果として、脂肪燃焼や筋力アップ、姿勢改善、基礎代謝向上、ウエストや下半身の引き締めなど、多方面に良い影響をもたらしてくれます。

しかし、効果を実感するには運動強度やトレーニング時間、インターバルトレーニングの導入などで適度に強度を高めるだけでなく、食事管理やリカバリー、継続的な運動という要素も欠かせません。
アルコールを控える、過度な運動を避けるといった生活習慣の改善が伴ってこそ、ダイエット効果は一層高まるのです。

さらに、キックボクシングの継続を通じて心肺機能が向上し、ストレス解消のメリットも得られます。
「ただ体重を落とすだけでなく、健康的で引き締まった体づくりやメンタル面のケアにもつながる」。

これこそ、キックボクシングが注目される理由です。 継続しやすいペースと適切な方法を守りながら取り組むことで、ダイエットはもちろん、体力向上やストレス軽減など多彩な恩恵を得られるでしょう。
健康的かつ楽しみながらのシェイプアップを目指すなら、キックボクシングを始めてみる価値は大いにあります。
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