人生を変えた決断──筋トレからブラジリアン柔術へ。トライフォース高知で見つけた本当の強さ

2024年10月29日。新卒で入った会社を8ヶ月で辞め、地元の宮崎を離れ、高知へと向かった。
周囲から見れば無謀に映っただろう。
だが、心の奥底で「ここを飛び出さなければ人生は変わらない」と強く感じていた。
高知に来て出会った仲間たちは今も自分を変え続けてくれている。
ここのトライフォースでの出会いもそうだ。
この選択は、間違いなく人生の分岐点だった。

筋トレが義務だった会社で感じた違和感

会社に入る前、「筋トレが義務」という言葉に心が躍った。
もともと筋トレが大好きだった自分にとって、それは夢のような環境だった。
だが、時が経つにつれて興味は「筋トレ」から「格闘技」へと移り変わっていった。

トライフォースとの出会い

2025年1月、仲間に毎日のように言われた。
「もう筋トレは十分やろ。格闘技やれや」。
1ヶ月間その言葉を浴び続けた結果、仲間が通っていたトライフォースで格闘技を始めることになった。

筋トレが教えてくれた「自己規律」

筋トレを通して学んだのは、何よりも「自己規律」だった。
人間にとって最も難しいのは、自分との約束を守ることだ。
今日ぐらいは休んでもいい、後でやればいい……そんな誘惑と闘い続ける日々。
やると決めたらやる。
この力こそ、自分の誇りだった。

ブラジリアン柔術との出会いが教えてくれたこと

格闘技を始めて、世界が大きく変わった。
道場には相手がいる。
自分だけでは成立しない世界だ。
孤独の中で磨いた自己規律も大切だが、他人がいてこそ見える自分の弱さや強さがある。
格闘技とトライフォースは、その気づきを与えてくれた。

道場に響く音が、心を整える

車を停め、ドアを開けた瞬間に響く音がある。
誰かが受け身を取り「バンッ!」と地面を叩く音。
ラウンドを告げる「ビィーッ!」というタイマー音。
重いドアを開け、仲間の視線が集まる瞬間。
そのすべてが、自分に「また闘いが始まる」と告げてくれる。

闘う理由は、自分を超えるため

男は闘わなければならない。
大切なものを守るために。
技術はまだ未熟だ。
うまくできないことの方が多い。
それでもいい。
無様でも泥臭くても挑み続けること。
保証のない努力を信じ続けること。
それが、すべての原点だ。

人生の分岐点としてのトライフォース

格闘技を始めてから、自分の世界は大きく広がった。
筋トレで培った自己規律は自分を強くし、道場で仲間と交わる中で「他人がいて自分がいる」という当たり前のことに気づかされた。
あの日、高知に行くと決めたこと。
そしてトライフォースで格闘技を始めたこと。
そのすべてが今の自分を形作っている。
これからも最幸な自分を求めて、闘い続けていく。

闘う理由は人それぞれだ。
けれど、自分にとって闘うことは「自分を超えるため」に他ならない。

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