【会員さんブログ】一回戦負けでも、柔術の試合に出てよかった。白帯会員が感じた本当の価値

一回戦負け。でも、試合に出てよかったと思えた理由

こんにちは。
ブラジリアン柔術歴約2年、白帯ストライプ4の井上です。

3月に開催されたパンクラス杯に出場した日のことを、こうして書かせていただく機会をいただきました。
これは、あの日の悔しさを忘れないための備忘録であり、同時に、柔術の魅力をあらためて感じた一日についての記録でもあります。

よろしければ、最後までお付き合いください。

結果は一回戦、ポイント負け
もちろん悔しかったです。

……いや、正直に言えば、今でもかなり悔しいです。
勝ちたかった。もっとできたはずだった。そんな思いが、試合後もしばらく胸の中に残っていました。

それでも今、振り返って強く思うのは、

「試合に出てよかった」

ということです。


試合当日の緊張と、少しの高揚感

当日は、トライフォース高知の中でも比較的早い試合順だったため、朝から会場へ向かいました。

会場にはすでに多くの出場者や応援の方々が集まっていて、その熱気に触れた瞬間、いよいよ試合が始まるのだという実感が湧いてきました。
緊張はもちろんありましたが、それと同じくらい、どこか高揚した気持ちもありました。

他の出場者の試合を見ながら気持ちを整え、SNSに上がっている柔術の試合動画を見返して、頭の中で何度も動きをなぞる。
そんなふうにして、集合時間まで自分なりに準備を重ねていました。

やがて、セコンドについてくださる師匠や、一緒に試合へ出場する仲間たちも到着。
いつも道場で見ている顔ぶれがそろうと、それだけで少し肩の力が抜けました。

道着に着替え、柔軟をし、軽く身体を動かして感覚を確かめる。
そうしているうちに、あっという間に試合の時間がやってきました。

パンクラス杯は、私にとって二度目の柔術大会でした。
初めて出場したときは緊張しすぎて、試合中の記憶がところどころ曖昧になるほどだったので、今回は深呼吸をし、周囲を見渡し、できるだけ落ち着いてマットに立とうと意識していました。


作戦通りに取れた先制点、そして逆転

そして、いよいよ試合開始。

序盤は、事前に師匠と立てていた作戦どおりに動くことができ、先にポイントを取ることができました。
「よし、いけるかもしれない」
そんな感触が、たしかにありました。

しかし、相手は想像以上に力が強く、次第に展開は膠着していきます。
均衡を破ったのは相手でした。

ほんの少しの隙を突かれ、スイープで上下を入れ替えられ、そのままマウントポジションを奪われて逆転
そこで一気に焦りが生まれました。

これまで教わってきたエスケープを試そうとするものの、力で押さえ込まれ、さらにサイドポジションへ移行される。
差は、想像以上に大きく感じられました。


一人で戦っているわけではなかった

そんな苦しい時間の中で、耳に飛び込んできたのが、セコンドについてくださった師匠や仲間たちの声でした。

  • 「左手を相手の首元に当てて!」

  • 「ゆっくり押していこう!」

  • 「その動き、ナイス!」

  • 「残り30秒!諦めるな!」

その声を聞いた瞬間、
自分は一人で戦っているわけではない のだと、あらためて感じました。

マットの上にいるのは自分一人でも、その背中には支えてくれる人たちがいる。
その事実が、何よりも大きな勇気になりました。

けれど、最後まで態勢をひっくり返すことはできず、そのままタイムアップ。
試合が終わったあと、師匠や仲間のもとへ戻ると、温かい言葉をたくさんかけていただきました。

悔しいはずなのに、なぜか少し嬉しかったのを覚えています。


打ち上げは、もうひとつの“柔術の醍醐味”

その後は、一緒に出場した仲間たちの試合を観戦し、もうひとつの大事なイベントである打ち上げへ向かいました。

「お疲れ様でした、乾杯!」

その一言を合図に始まったのは、食事でも雑談でもなく、ほぼ感想戦でした。

  • あの場面ではどう動くべきだったのか

  • あそこで別の選択肢はなかったのか

  • 技術を磨くべきか

  • フィジカルを鍛えるべきか

それぞれが自分の試合を振り返り、仲間の試合について語り、意見をぶつけ合う。
お酒の勢いも手伝って、場はかなりの熱量でした。まさに喧々諤々。

けれど、そこにあったのは否定ではなく、
柔術への真剣さと、仲間への愛情 だったように思います。

勝った人も、負けた人もいる。
悔しさの大きさも、それぞれ違う。
それでも同じ時間を共有し、同じ競技について本気で語り合える。

その時間が、とにかく最高でした。

もし「打ち上げの楽しさ」を競う大会があるなら、あの日のトライフォース高知はかなり上位に食い込めるのではないかと思います。
いや、たぶん優勝候補です。


柔術は、勝ち負けだけでは終わらない

柔術は、勝った負けただけで終わるものではない。
挑戦した者同士だからこそ、悔しさも喜びも分かち合える。

そのことを強く実感した一日でした。

もちろん、負けた悔しさが消えたわけではありません。
むしろ今も、思い出すたびに
「次はもっとやれるはずだ」
と思います。

でも、その悔しさごと抱えながら前に進めるのも、ブラジリアン柔術の魅力なのだと思います。


これから柔術を始める方へ

最初から強い必要はありません。
試合に出るかどうかも、最初は考えなくて大丈夫です。

まずは一度、トライフォース高知の練習や道場の雰囲気に触れてみてください。

きっとその先には、勝敗だけでは語れない楽しさがあります。
そして願わくば、次の試合会場や打ち上げ会場で、新しい仲間と出会えたらうれしいです。

そんなことを思いながら、この文章を締めくくります。


高知でブラジリアン柔術を始めるなら、まずは見学・体験から

トライフォース高知では、初心者の方、運動経験が少ない方でも安心して参加できるクラスを用意しています。
試合を目指す人も、趣味として楽しみたい人も、それぞれのペースで続けられるのが柔術の魅力です。

高知でブラジリアン柔術を始めてみたい方は、ぜひ一度見学・体験にお越しください。

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