復帰はいつ?古参市原慎也、初期一領具足とブラジリアン柔術を語る

四国選手権優勝記念写真

どうも鷲鼻柔術家の市原と申します。つーか誰だよと真っ先にお思いの方もおられると思いますが、現在は休会中で道場に足を運べておらず、幽霊状態の紫帯です。まさか自分に執筆依頼がくるなんて思ってもなく、最近の柔術シーンは全く追いかけておらず、振り返りが中心になりますよと返事して、書かせていただくことになりました。

さて、自分が入門したのはたしか2006年10月頃だったと記憶しております。
まだ常設道場ではなく、何箇所かの公共施設等で活動している時代でした。初期のUFCで活躍したホイス・グレイシーさんが一回りも二回りも大きな筋骨隆々のレスラーからタップを奪う姿に魅せられて、柔術に興味をもったものの、近場で取り組める環境になく、もやもやしておりました。そんなときに土佐市民体育館に貼られているチラシを見て、これだと思い、体験させてもらって早14年が経とうとしております。

忘れられない対抗戦

あの頃は南国市の体育館や東高校のプレハブ旧レスリング場でも活動しており、試合が近くなるとよく稽古にでかけました。試合で一番印象に残っているのは、パラエストラ愛媛さんと過去に2回開催した15対15の勝ち抜き対抗戦、最初に松山でやったときも大将戦までもつれこみ、大盛り上がりだったし、その2年後に高知で対戦したときは会場だった東高校の旧レスリング場が揺れるほども盛り上がりで、大歓声の中、最後に白帯を巻いて大将で出てきた小玉先生といったら…もう最高。ちょっとだけ本気出して獰猛になったあの姿を一生忘れることはないでしょう。そんな2回目の対抗戦で私はふたり抜いて、その後に引き分けて、チームMVPをいただきました。そのことは今でも大事な財産だと思っています。その際に覚えた送り襟絞めの感触は今でも鮮明で、自分の数少ない技となっています。
柔術団体対抗戦・四国 其の一/パラエストラ愛媛 vs チーム一領具足
http://blog.livedoor.jp/paraestra_news/archives/51459466.html
柔術団体対抗戦・四国 其の二/チーム一領具足 vs パラエストラ愛媛
http://blog.livedoor.jp/paraestra_news/archives/51666020.html

悲願の四国選手権初制覇

試合にはよく遠征しました。最初は四国内でしたが、次第に活動範囲は広がり、中国地方や関西地方に足を延ばし、楽しい思い出が残っています。
そして、なんといっても語りたいのが団体優勝した第6回目の四国選手権大会!この大会は町道場を彷彿させる坂出市民武道場で開催されたのですが、これがまた大盛り上がり。選手での遠征ではなかったのですが、若いチームメイトのサポートで声を出し続け、悲願の優勝がコールされたときは心の底から感動しました。次は選手として、チームに貢献し、あの興奮をまた味わいたいです。
第6回 四国柔術選手権
https://www.jbjjf.com/2014/09/809/
https://www.youtube.com/watch?v=YKdO2Paqd6c#action=share

柔術で充実しよう

そろそろ柔術の魅力を語らなければならないですが、前出の方が語っていたり、その思考は誰それのだろ!という箇所があるかもしれません。その点は共感できる談話としての紹介だと思って御容赦ください。
まず、スポーツは人生を豊かにするものだと思っています。幼少期から競技に打ち込んで、オリンピックを目指す選手もいれば、週1回体を動かして運動不足を解消する人もいる。目的は違えど、好きなスポーツで汗を流すことが素晴らしいわけです。
その点、柔術は怪我が少なく、敷居が低く、熱狂できるスポーツだと語られる方が多くいます。大前提としては、好きじゃないと長続きしないですが、好きになるのにそんなに時間のかからない競技だと思っています。信じられないなら、まず体験をしてみましょう!
あとは大人の部活という表現を耳にすることがあります。社会人になっても、未経験から始めることができるスポーツ、それが柔術!信じられないなら、まずは体験をしてみましょう!
さらに大人の遠足、大の大人がわいわいがやがや言いながら県外に遠征する。大会が終わって、打ち上げと称して、みんなで酒を呑み散らかす!そんなに楽しいことがこの世の中にあっていいのでしょうか。その点に関しては絶対の自信があるので、一緒に体験しましょう!

道場で熱狂しよう

柔術に限らず、人生で熱狂できるものがあるってことは本当に恵まれています。ここ数年でワークライフバランスと呼ばれる考え方が叫ばれるようになりましたが、みなさん…生きるために仕事に打ち込み、どんな形であれ養うべき家族がいると思います。そんな仕事と生活のバランスを整える場所、それが道場だと私は思っています。
仕事場と家庭の行き来だけでは、息が詰まってしまうこともあるでしょう。そこに柔術という刺激、道場という居場所が加われば、劇的にいろんな面が改善されることでしょう!道場ではみんなが平等で、忖度なくボコボコにしてくれます。
「弱い自分を受け入れる」これもひとつの醍醐味です。職場の肩書で周囲に偉そうにしようと、一家の大黒柱として大きく構えていても、道場では容赦なく叩きのめされる日が来ることでしょう。そうなれば、あなたも立派な柔術家です。柔術は寝れば寝るほど、練れば練るほどに強くなれますから…一緒に汗を流しましょう!
そして、何でもいいですから、人生で熱狂できるものを出会って、第三の居場所を見つけましょう!それが柔術で、道場が居場所になれば、確実に人生が豊かになります。

四国選手権優勝記念写真
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