土佐市在住親子会員の高木さん。柔術始めて人生変わりました。

高木親子

 皆さん、初めまして一領具足の髙木と申します。高校生の娘と通う異色の練習生です。今回、第12回四国柔術選手権に初出場させてもらい、その帰りに門屋代表にコラムを書く機会を頂き、これも何かのご縁と思い筆を取りました。
 自分などが柔術について何かを書ける程の者では有りませんが、入会させて頂き2年と数ヶ月、柔術を始めて変わった事良かった事など、個人的な意見になりますが少し書いていきたいと思います。
 まず入会したのは娘の高校入学がキッカケになります。娘が中学1年生の部活を決める日、朝娘は卓球部に入部すると言って出て行き、柔道部に入部して帰って来てビックリさせられた時から、ひょっとすると一領具足に入会できるかも?と思い始めました。実は私は何年も前から一領具足の事は知っていて、何度も入会寸前まで行くも色々有って入会できずにいました。「道場を探すのも修行です」と書かれていたので道場も見つけていました。なので柔道に興味を持った娘なら柔術もイケるのでは?と思い中学3年の時に「高校に行き、もし気にいる部活が無ければお父さんと一緒に柔術を習おう」と約束し、一領具足に入会する事が出来ました。
 初めて見る柔術は、とても斬新で興味深く感動すら覚えました。
スパーリングを見た第一印象はクモ同士の喧嘩の様で、どちらが優勢なのかすら分かりませんでした。
 それから練習に通わせてもらうようになり続けて行くうちに色々な変化が現れる様になりました。
 先ず最初に変わったのは体力です。入会した頃は1分のパスゲームすら、まともに動けなかったのにパスゲームがスパーリングに変わり 時間も1分から3分、5分と長くなり最後には30分スパーまで体験しました。その事によって体力と共に体型が変わり、自分は人生45年で初めて腹筋が割れました。
これは、ほぼ土居トレーナーの追込みのお陰と言っても過言では有りません。本当に感謝しております。
 その変化が今度は仕事にも出て来ました。自分の仕事は建築系なのですが、今まで疲れて何度も休憩していた作業などが苦にならず早く出来る様になったり、体力も若い子達に負けない位になって重い物も率先して運んだり、狭い所にも入れる様になり、その結果仕事のパフォーマンスが良くなり良い結果が出せる様になりました。
 次に本当個人的感想なのですが周りの皆んなに優しくなってイライラしなくなりました。今まで仕事場などで横柄な態度を取る人達が居たら自分もそれに腹を立てたりイライラしていましたが、今ではそんな人達が居たら、頭の中で相手を三角締めやチョークスリーパーで瞬殺して、心を落ち着かせいざとなれば倒せる相手だからと大人な対応が出来る様になりました。
 気持ちで変わった事は周りへの感謝です。柔術は相手が居なければ技の練習やスパーリングが出来ません、1人だと限られた練習しか出来なくなります。相手が居て初めて成り立つので、いつも連絡では相手が居る事に感謝しています。
 その感謝は家庭にも向けられ柔術を習うには家族や周りの協力が無ければ練習に行く事すら出来ません、なので家事も率先して協力し手伝える様になりました。
 あと自信が付きました、あのキツく苦しい練習を耐えたんだからこれくらいなら大丈夫と仕事や私生活で色々な事に取組める様にもなりました。
 他にも良かった事はまだまだ有りますが、今回はこれくらいにしておきたいと思います。
 最後に柔術は自分にとって大きく人生を変えてくれた凄いスポーツです。この場をお借りして指導してくれる代表並びにトレーナーの皆様、練習で自分に関わってくれた全ての人達に御礼と感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。これからも宜しくお願いします。

高木親子
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